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| 乳がんって どんな病気 ? |
乳房の中には乳腺という組織があり、そこで母乳を作っています。
→ 乳腺葉という組織が15から20個ほど集まっています。
→ 構造はブドウの房に似ており、ブドウの粒にあたる部分を乳腺胞、
いくつもの粒が固まりになっている部分を小葉、
そして、ブドウの茎にあたる部分を乳管 (腺管) といいます。 |
乳がんは乳腺にできる悪性の腫瘍で、自分で発見できる唯一のがんです。
女性では胃がんをぬいて最も頻度の高いがんで、日本人女性の24人に1人
がなると言われています。
・初潮が早く閉経が遅い人、未婚者または出産経験がない人、高齢出産を
した人
・カロリーの高い食事、脂肪の多い食事をよくとる肥満ぎみの女性
などが乳がんになりやすいと言われています。
1.乳房のしこり
2.ひきつるような痛み
3.乳房にくぼみができる、赤く腫れる
4.血が混ざった分泌物
5.乳房の近傍のリンパ節のはれ・・・腕がむくんだり、腕のしびれがある
6.遠隔転移の症状
がん細胞は、比較的小さい時期から乳腺組織からこぼれ落ち、リンパや血液の流れに
乗って乳腺から離れた臓器 (肺、肝臓、骨など) に小さな転移巣をかたちづくると、考え
られています。
これらの微小な転移巣が大きくなると症状が出たり、検査で検出されたりするようになり「遠隔転移」と呼ばれます。 |
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乳がんの約90%は乳管から発生し、乳管がんと呼ばれます。
小葉から発生する乳がんが約5〜10%あり、小葉がんと呼ばれます。
いずれも乳管や乳腺葉の液体を分泌する能力を持つ細胞ががん化する
腺がんのことをいいます。
| 乳管がん |
乳腺の末端部の細い乳管にできる。 進行すると、大きな
かたまりとなり、乳管や小葉をつつむ膜 (基底膜) を破り、
まわりの組織に染み出すように広がっていきます(浸潤)。
発見時に まわりに広がっているかどうかで、浸潤がんと非
浸潤がんに分けられます。 |
| 小葉がん |
母乳を作る腺胞にできる
浸潤がんと非浸潤がんがあります。 |
炎症性
乳がん |
皮膚が炎症を起こしたように赤くなって熱を持つためにこの
名があります。しかし実際には炎症を起こしたわけではなく、
乳房の皮膚にあるリンパの流れをがん細胞がさえぎるため
にこのような症状が現れます。 比較的 まれな症状ですが、
進行が早く悪性度が高いがんです。 |
乳房の
パージェット病 |
乳首にできる。乳管の出口近くで発生するがん。
湿疹のように見えます。乳がん全体の1% |
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| 外科治療(手術) |
@乳房温存手術
乳房の一部だけ切除する方法で、乳房のふくらみを温存します。
手術後、体内に残ったがん細胞を殺すため、放射線を照射します。 |
(1)腫瘍核摘出術
( ランペクトミー ) |
・・・ |
がん病巣とその周りの転移してないときに使う。 |
| (2)部分的乳房切除術 |
・・・ |
がんを中心に乳房の1/4〜1/6を切除。 |
| 温存出来ないケース |
・がんの大きさが3センチ以上ある、
・がんが複数あって、1回の手術で切除できない、
・がんの周りに正常な組織を残して切除するには、乳房が小さすぎる
・胸に放射線照射を受けたことがある |
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| (3)単純乳房切除術 |
・・・ |
がんのできた側の乳房を全部切除し、わきの下の
リンパ節の切除は行わない場合をいいます。 |
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| A乳房切除術 |
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| (1)胸筋温存乳房切除 |
・・・ |
乳房とわきの下のリンパ節を切除します。
場合によって、胸の筋肉の一部分を切り離すことも
あります。 最も一般的な乳がんの手術方法です。 |
(2)胸筋合併乳房切除
(ハルステッド手術) |
・・・ |
乳房とわきの下のリンパ節だけでなく、乳腺の下に
ある大胸筋や小胸筋を切除します。
かつては、この手術方法が 標準的手術方法 として
実施されてきましたが、現在ではがんが胸の筋肉に
達している場合だけ行われます。 |
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| Bセンチネルリンパ節生検 |
センチネルリンパ節とは日本語で「見張り」という意味であり、乳がんからこぼれ
落ちたがん細胞が最初に到達する乳腺の領域リンパ節のことを指します。
がんに最も近いリンパ節を摘出してガン細胞の有無を調べ、がんがさらにほかの
リンパ節まで広がっているかどうかを確認するものです。
センチネルリンパ節ががんに侵されていなければ多くの場合、わきの下のリンパ
節に転移がないということがわかっています。 |
| C乳房再建手術 |
がんを切除する手術で失われた乳房を自分の筋肉、または人工物を使用し形成
する手術です。乳頭を形成することもできます。 |
| 放射線治療 |
放射線にはがん細胞を死滅させる効果があります。
放射線治療は、放射線照射を行った部分にだけ効果を発揮する局所
療法です。
乳がんでは外科手術でがんを切除した後に乳房やその領域の再発を
予防する目的で行われる場合のほか、骨の痛みなど 転移した病巣に
よる症状を緩和するために行われる場合があります。 |
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| 薬物療法 (抗がん剤治療) |
化学療法は細胞分裂のいろいろな段階に働きかけて、がん細胞を死滅させる効果
があり、乳がんは比較的、化学療法に反応しやすいがんです。 |
| 乳がんに対して用いられる化学療法には、注射薬や内服薬があります。 |
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| 抗がん剤治療の副作用 |
| 白血球、血小板の減少、吐きけや食欲低下、脱毛など |
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| 内分泌療法(ホルモン療法) |
| ・エストロゲン |
・・・ |
女性の体を女性らしくする |
| ・プロゲステロン |
・・・ |
妊娠を維持するため |
| これらのホルモンによってがんが進行するため、ホルモン療法は大きく分けて |
@手術によって卵巣を切除しエストロゲンやプロゲステロンの分泌をとめる方法
A外部からホルモン剤や抗ホルモン剤を投与してホルモン分泌を抑える方法
があります。 |
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ホルモン剤の種類
| タモキシフェン |
・・・ |
代表的な抗エストロゲン剤 |
| アロマターゼ阻害剤 |
・・・ |
エストロゲンの生産を抑える |
| LH―RH |
・・・ |
エストロゲンの生産を抑える |
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| ホルモン療法の副作用 |
更年期障害のような、ほてり、動機、頭痛、不眠、不安定な精神状態、月経が
不順になる、など |
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| 定期検診 |
30歳を過ぎた女性は、年1回の専門医による定期検診を受けましょう。
自分で見つけることができないような小さなしこりが発見されることもあります。
また、専門医がしこりの状態を触診することによって、乳がんらしいか
どうか が
ある程度はわかります。 |
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| レントゲン撮影(マンモグラフィー) |
マンモグラフィーは乳房を装置に挟んで圧迫しX線撮影する検査です。
触診では見つからないような小さながんが見つかることがあります。
定期検診として45歳〜50歳以上の女性に対して、年1回のマンモグラフィー
検査を実施している市町村もあります。 |
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| 乳腺のその他の画像検査 |
しこりががんであるかどうかや病変の拡がりを診断するために、乳腺の超音波
検査、MRI検査、CT検査なども有用です。 |
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| 穿刺吸引細胞診と針生検 |
しこりが見つかった場合、しこりに細い注射針を刺して細胞を吸いとって調べる
「穿刺吸引細胞診」により、80〜90%の場合ではがんかどうかの診断が確定
します。
さらに多くの情報を得るために太い針を刺してしこりの一部の組織を採取すること
もあります(針生検)触診では明らかなしこりを触れず、画像検査だけで異常が
指摘されるような場合には、マンモトーム生検と呼ばれる特殊な針生検を行うこと
もあります。 |
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| 遠隔転移の検査 |
乳がんが転移しやすい遠隔臓器として肺、肝臓、骨、リンパ節などがあります。
遠隔転移があるかどうかの診断のためには、胸部レントゲン撮影、肝臓のCTや
超音波検査、骨のアイソトープ検査(骨シンチグラフィ)などが行われます。 |
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